thrasher magazineの格好良さについて

レイノルズがwallenburgでb/s flipをメイクした表紙の号。もちろん表紙で購入を決めたわけなんだが、目次のページはそのメイクのシーケンスとなっている。「うわーごっさシブイ〜」と恍惚とした表情でそれを眺める俺(中学生の時ロック雑誌を熱中して読んでいた眼差しと一緒だ)。そしてそのページの見出しはこうなっている。


I Might Punch A Gorilla, Not A Little Monkey.


?これはレイノルズが言ったのか?いや、他のライダーのインタビューでの一言のようだ。しかしなんでこの言葉が?レイノルズのb/s flipシーケンスと一緒に?


目次のページの見出しが意味するのは、今月号の目玉的な内容であるし、その雑誌が何を伝えたいのか一言で言い表すものであろう。
POPEYEなら「モード&バリューな最高服を探せ!」
Numberなら「オシムに問う」
Strange Daysなら「ブリティッシュ・ロックの知られざる至宝」
週間大衆なら「アイドルSEX淫実録」
以上のごとく、見出し一発でどんな雑誌か分かるように、言葉は事務的に選ばれている(しかし週間大衆の分かりやすさは大したものですね。「私達は下衆です!」って気持ちよく挨拶してくれてるんだから。拍手だよ)。


ところがthrasher magazineの場合は
「ゴリラなら殴るかもしれないナァ。ちっちゃいモンキーじゃないヨ」
と、その事務的作業をかる〜く否定しつつ受け継いでいく。


雑誌の内容や写真はレイノルズのB/S Flipを始め貴重なネタが豊富だし、あと多分文章が巧いと思う。英語なので詳しくは分からないけど。読ませるスタイルを持ってるっぽい。


しかし、彼らは自分達が扱っているものについて、「くだらんことですよ」と突き放し、「俺たちが伝えたいのはこんなもんだろうな〜」と見出しの言葉を選び出す。このクールさがたまらん(多分これが僕の好きな「スケートメンタ〜ル(Mのフィンガーサイン)」)。Tシャツにして着たいぐらいの格好良さだI Might Punch A Gorilla。

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b/s flipの模様

bossはocdなんだって。who cares?
http://www.ocd-net.jp/