ギャツビー観た。

ディカプリオの。小説を読んだ時のイメージより、遥かに派手な世界がスクリーン上で繰り広げられていたのでやはり違和感はあるけど、
登場人物の心情的描写は小説に忠実かなと思うし、改めて切ない話だな、と思った。
もちろん欧米ではクラシックな作品だし、欧米の人達はこういう切ない世界観を根っこに持っていたりするものなのかしら。


あとは、お茶会の描写が結構重要だと思った。あそこで親しみやすくてかわいいギャツビーを印象づけて、観客との距離を縮めるわけだけど。あの場面でまだ得体の知れない人間のままだったら、作品全体の印象はだいぶ変わるし、後半でギャツビーがキレる場面もより恐怖を感じさせることになったのではないだろうか。


作品とは関係無いけど、ブルックスがギャツビーコレクションみたいなのやっていたけど、基本的にはクソくだらねぇなと思う。
俺達がユニクロを着るように、フィッツジェラルドも(サリンジャーも)ため息をつきながらブルックスに袖を通したに過ぎないのだから。
http://www.fashion-press.net/news/6728