UBS art exhibit at The Mori Art Museum

UBSアートコレクション <アートは心のためにある>
森美術館にて
http://www.mori.art.museum/contents/art/index.html


アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタインゲルハルト・リヒターシンディ・シャーマン森村泰昌、、、と現代アートの主要作家を的確に抑えた充実のコレクション。


僕はバスキアの絵を目当てに行ってみました。


どれも面白かったですが、個人的に写真が興味深く感じました。


都市の風景をミニチュアのジオラマのように撮影するオリヴォ・バルビエーリ。

こういう作風の人は他にもいますが(日本だと本城直季とかですか)、ヘリコプターを使って撮影してるのがやっぱり効果的だなぁ、と。


アンドレアス・グルスキーの「99センツ」

これ、でかいサイズで見たら「圧巻」だったなぁ。日常的な百円ショップの風景のはずなんですが。こうして見ると商品って「ボックス状」のものが多いんですね。棚に陳列しやすいからでしょうけど、四角って資本主義的な形状なのかも、って思ったり。(そうくるとスケートにおけるカーブトリックはそれの批評である、ということになるわけですよ:笑)



絵画で印象に残ったのは、、、

サラ・モリスのミッドタウン

都市文化の社会的、建築的な構造を読み解き、それを独自のシステムであるカラフルな抽象へと落とし込む、、、(紹介文より)
そこの君、こんな記号論に心当たりが無いかい(笑)


なんだか3点とも似たところがあると思うのですが、都市生活、資本主義社会をテーマにしながら一度そこから乖離して、別の視点で再構築してる、という点でこれらは通じてるかもしれません。


こういうの以外にも、情念的なものも好きですよ、例えばルオーとか。


あ、バスキアはやっぱり良かったです!見てるとなんだか笑顔がこぼれてきますね。