Baker Has A Deathwish

h-shark2008-10-01

発売されてから時間が経ちましたが、なんだかんだでよく見てますBaker Has A Deathうぃっしゅ!(とりあえずね・・・)
値段\1500ぐらいで、このヴォリュームは嬉しいですよね。とてもプロモとは思えない充実した内容。
収められているライダーのスタイルも様々で、スタイリッシュな滑りをするお洒落なライダー、長髪ロケンロー系、80年代原人、ルーズパンツの不良共、ヒップホップなノリのブラックライダー、ボンクラ白人共、、、DAIGO君が出演していても違和感無いんじゃないかと思うぐらい意外と間口が広いのです。

中でも個人的にお気に入りなのがレイノルズ・パートで、滑りもはちろん凄いのですが、冒頭でレイノルズがピンク・フロイドの「Wish You Were Here」をギターを弾いて、ビーグルが隣でしんみり聴き入り、後ろでハーマンがニタニタ笑っている、という画が好きで。この画見たさに何度も再生したりしています。

check 0:11

しかし7割ぐらいスイッチじゃないですか?


関係ないですけどWish You Were Here名作パート

これもひとつのボンクラシックでしょうか。


先日日記で「スラヴォイ・ジジェク/厄介なる主体」からの抜粋「多文化主義のバーカ」ステイトメントをのせましたが、
http://d.hatena.ne.jp/h-shark/20080930/1222767200
Baker/Deathwishもアメリカの代表的なスケートチームらしく、人種的には黒人、メキシカン、白人、白人も名前が読みにくかったりと、色んな人種がいるわけで、はてこれも多文化主義的なのだろうかと考えたりするわけですが、どうも疑問が残る。やつらは何も「主義的」なものを掲げてスケートしてるようには見えないし、結果的に多文化な構成になってしまっただけだろう。それが逆に欺瞞的な多文化主義的な状況を「裏からバンバン突いている」ような批評的行為に繋がり、一種の爽快さを生み出しているのではないかと思うのだ。この辺は誰かに煮詰めて考えていただきたいところで(自分は忙しくて時間もなく、どうもめんどくさいので)、全ての社会学者はBaker Has A Deathwishを見るべきだ。アニメとかゲームを例に論じるのはもういいよ。