EMERICA STAY GOLD

00年代のスケートシーンを先導してきたと言っても過言ではないEMERICAの待望の新作、見ました。


BRANDON WESTGATEとLEO ROMEROがスゴイ。。。それぞれスタイルは違うけどどっちもアドレナリンが分泌される危険な滑りで否応なしに興奮させられます。
ハードワーキングで滑りまくっていたんだろうな、ということがビシビシ伝わってきます。


SPANKYとJERRY HSUは負傷の影響もあってか、今回は少し物足りないように思いました。
SPANKYのCaptain Beefheartは流石センス良いな。前からCaptain Beefheartはスケートフッテージに合うはず、と思っていたんだけど、SPANKYが使うとは。つくづく将来が楽しみな子だ。


BRYAN HERMANは連続するピクニックテーブルトリックが自分には難解すぎて、どう評価して良いのか分かりません。これスケボー上手い人が観たら分かるんだろうな〜。なんか別次元に突入しているような感じです。


ボリュームいっぱいの本作で、他のライダーのパートなど一通り観たのですがまだ消化できておりません。。。(スケートフッテージってかなり情報量多いからね。一つのトリックをとっても色んなことが詰め込まれていると思うから。)


ANDREW REYNOLDSは相変わらず圧巻のビッグトリック連発なのですが、この人の滑りを観てると興奮すると言うよりか、もっと超越した何か、天国的と言ってしまってもいい平和な気分にすらなってきます。もちろんトリックはナーリィ極まりないのですが、一つ一つの動きが完成されていて芸術的な美しさを備えているからでしょう。


あと、EPICLY LATER'D でもネタにされていましたが、ANDREW REYNOLDSの強迫神経症的性格について収めた映像がSTAY GOLDのボーナスとして入っていて、これを観てなんでREYNOLDSのフッテージは何度見ても見飽きないのか分かったような気持ちがしました。
常人には分からないような寸分の違いまで突き詰めて一つのトリックを完成させていく様子が観られるのですが、彼が拘っているのはいかにテクニカルなトリックをメイクするか、ということではなく、どんなトリックでも動きの細部まで洗練させる、ということなんだなと思いました。
その結果の連続として完成されたフッテージだからこそ、スケートボーディングだけが生みだせる、何度もの視聴に耐えうる究極の美しさがここに体現しているのでしょう。
全く、REYNOLDSに取り憑くOCD(Obsessive Compulsive Disorder)ありがとう、ですよ。


以下はEPICLY LATER'Dの「REYNOLDSはOCD?」


他にもヨーロッパ・パートでPONTUSの姿が見れて嬉しかった。噂のあのスポットでフレッシュな滑り、めちゃかっこよかったです。ああいう風に滑るんだ〜。彼の新作、まだ未見だから楽しみだな〜(日本発売はそろそろかな?)。