J Dilla/ Donuts

http://www.bounce.com/news/daily.php/7191
ほとんど2分以内の曲で、31曲収録。どっちかていうと白人寄りの耳をしてる自分としては、音に構築を求めるところがあり、こういうサンプルぶつ切りでサッと終わる展開は新鮮に感じる。これはStones Throwプロダクションの特徴とも言えるかもしれないけど、こういう曲の短さがクールだぜっていう認識がやっぱあるんだろうなと思う。実際、something weirdの昔のTVコマーシャル編集ビデオを一気に見ているような、奇妙なグルーヴを生み出しているクールさがある。また、フランク・ザッパのコラージュサンプルにも通じるような編集感覚も感じる。昔のソウルの音源をそのまんま繋げているような展開もあるが、決してそれが非構築というわけではなく、構築と非構築の間を揺らいでるような空間に気持ちよくハマれます。
ご冥福お祈りいたします。