No Movement No Sound No Memories/ Removed/Acetate

h-shark2006-05-03

1999年に1枚12インチEPをリリースしていた、Thaddeus Herrmann(CCO主宰者、Herrmann & Kleine)とMichael Zorn(Zorn、Boy Robot、Artificial Duck Flavour)のふたりによるNo Movement No Sound No Memoriesの7年振りのリリース!
その1999年にリリースされた、Pole、Arovaneなどのリミックスを収録した12インチオンリーだったEP『Removed』の全6曲と、7年振りの新曲「Acetate」とModeselektor、DJ Mazzimusなどによるそのリミックスを収録した新作12インチEP『Acetate』の全6曲、そしてその2枚をコンパイルした今作のCDにはボーナストラック「Fabric」を加えた全13曲72分を収録。スペーシーなデジタルノイズとマイクロビートで流動的に流れていくダビーなアブストラクト・エレクトロニカ、トリッキーなブロークンビートがパーカッシヴに弾けるIDM、ミニマル・4/4ビート、エレクトロニカ+ジャングルなど、仄暗い音響サウンドと凝ったビートで構築されたトラックが揃った1枚に仕上がっています。

以上linus recordよりコピー。勝手にごめんなさい!
http://www.linusrecords.jp/recommend/2006/0318/
EP『Removed』のザラザラとして浮遊感のある心地いいノイズが、ArovaneやPoleなどのリミックスで様々にビートを変えて繋がりながら展開していくのが結構聴かせる。近未来の地中世界から脱出する時のサウンドトラックのような、ダークなSF的音世界。 そして7年振りの新曲「Acetate」のほうは、さらに分かりやすく色んなジャンルのスタイルを提示しているが、エレクトリックで無機質なヒップホップの10曲目がカッコイイ。最近こういうデジタルでアトモスフェリック、しかしブラックネスをしっかり感じさせるヒップホップが好きだなー。他にもファニーでポップなテイストのトラックもあり、決してジャーマン鋼鉄男子だけのサウンドではございません。