ヘロインの気持ち

ちょっと前に高円寺の高架下をプラーっと歩いていたら、中古レコード屋の前で、タトゥーだらけの屈強な白人3人組が楽しそうにレコードを漁っていた。髪型はスキンヘッドか長髪。3人とも袖を切り落としたジージャンを羽織っており(多分素肌の上だったんじゃないかと思う)、ジージャンには「SLAYER」のワッペンがばっちり貼られているのが目に留まった。その時
「なんか癒される」
と思う自分に気付く。


それからも何か嫌なことがあったりしたら、あの3人の姿を「超カワイイよな・・・」と思い浮かべては心和ませたりしていた。金持ちになったら飼いたいナ・・・、と。


サイラスやヘロインでお馴染みイラストレータージェームス・ジャービスは自身の創作世界についてこう語っている。

「この世界には60'sのサイケデリックロックとヘビーメタル、そしてビーチボーイズが流れ、住人たちはみんな同じ曲を聴くんだ。どんなにメロウな曲でもヘビーメタルのコンサートでよくやる小指と人指し指を立てる悪魔の角のハンドサインをして、両腕を天に突き上げなければならない。」


あぁ、なんだかよく分かるわ。彼はムサいヘビメタの男を、優れてカワイイデザインセンスでコロコロとしたキャラクターに描くことがあるが、多分ウサギや小熊、リス、小鹿など森の動物達から放たれる「グッドヴァイブレーション」を、ああいう人種からも同じく感じ取っているのだろう。


(発言は以下から引用)
http://www.parco-art.com/web/archives/museum/past_s_pg/2000/index_worldofpain.html


雑誌SBで、ヘロインのボス、FOSが語っていたが、スケートボーディング+デスメタルカルト教団という内容のビデオが存在し、一部のスケーターの間でその作品は非常に重要視されているらしい。ヘロインも多大なインスピレーションをそこから受けたとのこと。


その名もBarrier Kult(略称B.A.K.U・・・ってバンドおったよね)。


名前の通りバリア(角度の急なR状の障害物?)を責めたおし、黒魔術系のカルト映画や悪魔的イメージをデスメタルサウンドでコラージュした作品。
http://video.google.com/videoplay?docid=-263872225750689886


これがやっぱり私には最高に馬鹿げていて愛おしく見えるわけです。もう「おしゃれ」でしょ。このイメージは。ビームスはTシャツ置かんといかんとです。


上の映像はbigwing様のブログで発見したのですが、時々こういうコアな情報をふわっと載せるので、オカシイです(笑)。
http://www.bigwingskate.com/blog/2007/05/


と、いうわけで、次買うデッキはヘロインにしようかなーと考え中。