JAI TANJU --- Just Keep Going

前のブログの続きになりますが、
http://d.hatena.ne.jp/h-shark/20080212/1202782510
イチハシさんのオススメで、東北沢のギャラリーNO.12で催されていたJAI TANJUの個展「Just Keep Going」を観にいきました。
JAI TANJUはサンノゼの写真家で、当地のスケートシーンやその周辺、そして友達や日常の風景を撮りつづけていますが、郵便で写真を送り合うというプロジェクト、film por vidaなども主宰しています。
http://filmporvida.blogspot.com/


そこらへんの詳しい情報については、イチハシさんのブログを是非読んで頂きたいのですが(僕も書き写しているだけですし(笑))。
http://d.hatena.ne.jp/luecke/20080111/p1
http://d.hatena.ne.jp/luecke/20080209/p1


NO.12では前回もJaiとenjoiのJerry HsuやSLAP MAGAZINEのMark Whitelyの共同写真展が催されたみたいですが、今回の写真展も、enjoi周辺のスケーターの姿がちらほら見受けられたり、マーク・ジョンソンのおっきな写真がバーンと貼られていたりと、サンノゼから発信されるスケートカルチャーの心地良い振動が写真から伝わってきました。
http://no12.exblog.jp/
http://blog.livedoor.jp/hinahira/



デッキの破片を写真やペインティングに貼り付けた作品もあり、それが原始的な躍動感のようなものを醸し出し(表現下手でごめん(汗))、面白かったです。床にも破片が散りばめられていました。トリックがメイクできなくて、スケーターがストレスで折ったデッキの破片を、せっせと集めているJaiの姿を想像してみたりするとなんだかおかしいですけど。


ギャラリーで販売されていたJaiの写真集、「With A Camera From Marc(マーク・ジョンソンからもらったカメラで)」も購入し、ウチに帰ってゆっくり眺めていたら、彼の写真から伝わってくる「楽しい雰囲気」にある種の既視感を覚えました。
「ちょっとBack in the daysっぽいかも」80年代初頭ヒップホップ黎明期のNYの模様を、「凄く近い視点」で撮り収めた写真集。
「With A Camera From Marc」の現場は2000年代のサンノゼ・スケートシーン、そしてそこから各地に広がるネットワークなのですが、自分達でカルチャーを作り上げている、というところで「Back in the days」と共通した空気が漂っているのでは、という気がしました。



そしてそういうシーンから、ある人はSkater Of The Yearになり、ある人はTWS AWARDで二冠獲得したり、あるチームのフッテージがBest Videoに選ばれたりと凄い才能が生まれてきているのを考えると、感動的ですし、サンノゼという現場って一体どうなってんだろう?といっそう興味が沸いてきます。


イチハシさん、スケートにつきあっていただき&良い写真展ご案内していただき、ありがとうございました!その後友人のライヴ、そして大阪帰ってポリスのコンサート、そして仕事なんだからまったくすごいです。次の休日はゆっくり休んでくださいませ。