ディア ハスミン

僕は決して蓮実重彦の信奉者ではないのだけど(最近良く氏のことを書くので余計なことわり。名前も間違え書いているのは、少しわざとというところもある。私は不埒な読者ですよ、という)、以下の朝日新聞の記事での発言はやはりなかなか面白い。勝手にリンクすみません。
http://2.bp.blogspot.com/_-tCF24tXayw/TD02RcLx07I/AAAAAAAAA8M/76wPDh3rRHA/s1600/%E8%80%95%E8%AB%96.jpg


特に後半の「今回の日本チームに引かれたのは、選手たちの「運動する知性」というものが想像以上に高かったからです」という箇所は、確かに、と思う。


ただ、「運動する知性はサッカーのピッチ上でしか見られません。」と断言しているが、それはどうかな、とも思う。


今回の日本チームが見せてくれたものは、君や僕の人生の色んな場面で立ち現われるはずだ。そう考えたほうが夢や希望や勇気が湧いてくる(サッカーだけと限定されるよりも。無意味に「やる気」を我々の人生に押しつけられるよりも)。


聡明さは偏在する。


あと、ワールドカップに対しては以前からかなり否定的だけど、ワールドカップは国家という制度の倒錯に戦略的に加担し、制度の内部に侵入してその儀式的な機能を模倣すること。 そしてそれを意図的に反覆すること。ということでいいんじゃないですかねぇ。
(俺とんでもないこと書いてる、というか切り貼りしてるな。。。ついでに、欧州チャンピオンズリーグを肯定するということは、制度の外に出られるという錯覚こそがまさに制度が創りだした制度、物語に他、な、ら、な、いんじゃないでしょうか、とか。)