DVD ほのぼのデスランド 〜death skateboards --escape from boredom

h-shark2006-07-02


http://www.deathskateboards.com/
↑イギリスのチームである、ここのフッテージなんですが、デスという名前、堂々とスカルを打ち出しているところから、真っ黒でワルーイ雰囲気がムンムンしてるチームなんだろうなーと思ったのですが、
このDVD見てみるとなんとも愛らしい人達の集まりであることが分かった。

細身のパンツを履いているライダーが多く、音楽もラモーンズ、クラッシュ、ワイヤーとパンクなイメージが強い。映像にディー・ディー・ラモーンのラップやシド・ヴィシャスのインタビューが挟まれたり。でも実際のスケートは攻撃的であろううとしてズッコケたり、クソガキどもに笑われたりと、どうにもカッコつかないシーンが多い。クズであることを隠さずにオープンに表明している、なんだか健康的なスケートだなぁ、と感じてしまった。ボーナスフッテージでは、みんなでワゴン車で移動して「ヴィンテージコンクリートで滑ること」「ランプを攻めること」「ラガの格好で滑ること」「トム・ジョーンズを意識して滑ること」など色々な課題を和気あいあいと2、3日かけてやり続ける。見てて「楽しそー」って非常に和みます。


スタイル的に好きなのは、ちょっとモッズテイストを感じさせるHorsey、ラモーンズがずっぱまりでドタドタコケまくるWAG、安定したテクニカルなスキルをみせるMark Nicolsonかな。あとオーストラリア出身のヒッピーライダーRichie Jacksonなんかもいたりして、なかなかに個性的なメンツが揃ってる。


ここのチーム知ったのはスコット・ボーンのシグニチャーデッキを出してたからなんだけど、インテリであると同時にヤバすぎる滑りをする「キレ者」のボーンはこのチームの
ほのぼの感は合わなかったんだろうなー。この感じってイギリスというお国柄なんでしょうか。アメリカのスケート・カルチャーで時折見られるちょっと切羽詰まったテンション(ラリー・クラーク的とでも申しましょうか)て無さそうだもんなー。僕はどっちの世界観も好きなんだけど。