一番大切なものは

h-shark2007-08-28

家族の絆、という素晴らしいテーマの映画、リトル・ミス・サンシャインを最近見ました。
啓発セミナー講師で勝ち負けに異常にこだわる父親、ヘロイン中毒の祖父、ニーチェを崇拝し一言も喋らなくなった息子、プルースト研究の第一人者なのだが同性愛者間同士の恋愛モメで自殺未遂した叔父、健気に家族をまとめようとする母親、そしてミスコン出場を夢見る娘。
そんなバラバラの家族の心が一つになる瞬間に流れるのが以下の曲です。


アリゾナ州郊外からロサンゼルスへ流れる風景も良いし、世代間描写もなかなか象徴的で、アメリカ文化好きなら面白く見れるでしょう。「人生はミスコンに過ぎない」などセリフも良い。


ただ、個人的にアメリカ的なドタバタ人間模様になんとなく食傷気味であるので、感動は深いところまで至らなかったです。


ただただ、上記の曲の選曲は素晴らしく、それが流れる時のシーンはやっぱり面白いです。あの曲で先述のキャラクター達が一つになるっていうのは、祝祭的じゃないですか。それがやりたかっただけだろう、という気にさえさせます(笑)