メタルを聴こう--- 其の二 RATTLER

スラッシャーのウェブサイトで、ボビー・ウォレストが「彼等のショウを見てから人生は良い方向に変わった。世界中で一番のバンドだ」と大絶賛していたバンド、RATTLER。
http://www.thrashermagazine.com/index.php?option=com_content&task=view&id=571&Itemid=41


何がそんなに素晴らしいかは、とりあえず以下の映像を見て確認してみましょう。


パンティ焼却炉?



男達は荒れ狂い、女達はストリップを始めるぐらい熱狂的なライヴらしいですが、ちらちら見えるおばあちゃんはキーボーディストですか?



しんみりとしたアコースティック曲。というかこの映像はFUBAR(カナダのヘッドバンカーの生態を描いた「モッキュメンタリー」)じゃないですか?
http://www.fubar-themovie.com/title_page.html


と、色々?が浮かんで尽きないわけなんですが、Way Of LifeでFUBARをあからさまに演じていることから、どうも「ニセモノ」臭さが漂う。さらに背景を探ってみるとすればFUBARのルーツでもある元祖モッキュメンタリー映画「スパイナルタップ」の系譜にあるバンドではなかろうか、と思うんです(いや、パンティ焼却炉のうさんくささ一発でタップに行き着きますよね)。名前のRattlerから、またさらにスパイナルタップのルーツであるRutlesを彷彿とさせるし(綴り違いますけど)。冗談音楽の確信犯なのは間違いない。


ただスパイナルタップとFUBARが、原則的には想像上のバンドor人物と限定しているのに対して、彼等は想像とリアルライフをごっちゃにしているところが特徴的で、どこまでが冗談なのか分かりにくいところもあり、何だか危なっかしい感じもします。そこが今の時代らしいといえば、そうなのかもしれませんね。