THE BLUE HEARTS
最近改めて彼らの音楽に同時代で出会えたことを感謝しています。
これだけ無垢の美しさを表現したアーティストはあまりいないし、ウィリアム・ブレイク、サリンジャーに匹敵する、いやそれ以上の世界がそこにはあったような気がします。
彼らが持っていたパワーって一体何だったんだろう?
ハンマー
「外は春の雨が降って 僕は部屋で一人ぼっち
夏を告げる雨が降って 僕は部屋で一人ぼっち」
未来は僕等の手の中
「くだらない世の中だ ションベンかけてやろう
打ちのめされる前に 僕がうちのめしてやろう」
情熱の薔薇
「見てきた物や聞いた事 いままで覚えた全部
でたらめだったら面白い そんな気持ち分かるでしょう」
イメージ
「金属バットが 真夜中にうなりをあげる
治療法もない 新しい痛みがはしる」
1000のバイオリン
「ゆりかごから墓場まで馬鹿野郎がついて回る
1000のバイオリンが響く道なき道をブッ飛ばす」
深作欣二が「人生で最も好きな曲」と語ったらしいですが、なるほど氏の人生にぴったりの詩かもしれません。
昨晩友人と「最近の音楽はつまらん」みたいな話をしたんだけど、やっぱりTHE BLUE HEARTSみたいな音楽はそう頻繁に出現するもんじゃないと思う。これはちょっと特別ですよ。
だから「つまらん」と切り捨てるのではなく、なるべく理解を示して対話をするようにつきあっていきたいとは思うのですが。やり方はひとそれぞれあるんだろうし。。。
(しかしラッドウインプスのマニフェストとかつきあいきれんけどな。一体何であんな曲リリースするんだろう。リリースタイミングも参院選に合わせてとか品が無さ過ぎるよ。)